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2025.05.02
おすすめのミステリー小説
皆さんは普段、読書をしますか。
初めまして、研修中のSです。
私の趣味は読書で、中でもミステリー小説が大好きです。
自分を驚かせてくれる新たな作品を求めて、様々な作品を読み漁っている毎日です。
今回は、皆さんをミステリー小説の世界にいざなう為、いくつかのおすすめの作品を紹介したいと思います。
ぜひ気になった作品があれば、手に取り、読んでみてください。
ただし!一概にミステリーといっても、種類は様々。
本格派、新本格派、社会派、叙述から倒述などといった分類から、ワイダニット(なぜやったか?)、フーダニット(誰がやったか?)、ハウダニット(どうやったか?)などの内容の違いまで、幅広く展開します。
皆さんの好みもこの際発見してみてください。
1,「リバース」 著:湊かなえ
ミステリー界の重鎮湊かなえの一作。この作品の醍醐味はやはりタイトルにもなっている「リバース」です。宣言通り、ラスト1ページで全てがひっくり返る感覚を味わってみてください。本格推理系ではないので、ジリジリと真実に近づいていく感じが最高です。
あらすじ:平凡なサラリーマン深瀬は、社会人になり初めての彼女ができた。そんな彼女の元にある一通の手紙が届く。「深瀬は人殺しだ」。手紙にはそう書かれていた。果たして深瀬は何をしたのか。そして、手紙の差出人とは。ラスト1ページで全てが裏返る。白が黒になるように。
2,「medium 霊媒探偵城塚翡翠」 著:相沢沙呼
「断言します。100%騙されます。どれだけ注意して読んでも絶対に騙されます」という売り文句に惹かれました。結論、騙されました。そして、私も断言します。誰でも絶対に騙されます。あげすぎたハードルを優に超えてきました。個人的No1の一作です。
あらすじ:初めて見た人の職業や悩みを当ててしまう、そんな変わった力を持つ城塚翡翠は、ひょんなことから推理作家の香月と刑事事件の捜査をすることに。様々な事件を調べることで暴かれていく城塚の特殊な力とは。一体彼女は何者なのか。
3,「方舟」 著:夕木春央
あまりの衝撃に読後5分ほど何も考えずボーとしたことを覚えています。この作品はまさに究極のトロッコ問題です。レバーを引けば5人助かる、ただし一人を殺してしまうっていうあれです。私も数多くのミステリーを読んできましたが、比喩でもなんでもなく、ページを捲るのが怖くなったのはこの作品が初めてです。
あらすじ:はるか昔に建てられた地下建設、名を「方舟」。カルト集団に過激派組織などのアジトとして使われてきたであろうそれは、今や存在を忘れられ山奥の地下に放置されている。面白半分でその施設を訪れた大学生7名と、不運にも山で遭難し行きついた3人の家族が、方舟で一泊をすることに。しかし、「方舟」には仕掛けが施されており、一行は出れなくなってしまう。そんな中、殺人が起きる。犯人はこの中にいる。更に「方舟」は一人を犠牲にすることで外に出られる仕組みだと判明する。
犯人が残るべきだ。犯人以外はみな、そう思っていた。
まだまだ語り足りないですが、この辺にしておきます。
皆さんの心を震わせる一作に出会えることを願っています。
そして一緒に、更なる「最高傑作」を見つける旅に出ましょう。