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2021.10.01

大学時代の話

大阪オフィスのmと申します。

今回は私がまだ大学生のときのエピソードです。

当時私は某大学のサッカー部に所属しており、
いろいろな個性のメンバーと毎日を過ごしておりました。

その中にZという同期がいました。
彼はいわゆるイジられキャラで毎日のように先輩、後輩、同期、チームスタッフ問わず誰からもイジられる存在でした。

今回はそんなイジられキャラのZが起こした世にも奇妙な出来事についてお話ししたいと思います。

ある休日の午前、私が部活の練習を終え、着替えるためグラウンドから部室に戻ろうとすると、
Zとちょうど部室前で遭遇しました。

部活内でいくつかあるチームの中で私とZはチームが違ったので練習時間が違うのはまったく問題ないのですが、
私はZに対し違和感を覚えました。
彼が手ぶらだったからです。

彼になぜ荷物をもっていないのか尋ねると、
彼の顔は真っ青になり、「電車の乗り換えのときに忘れてきたかも、、」というのです。

私は「え?(笑)」と思いながらも、彼はカバンの中には財布やスマホも入っているとのことだったので、
私とその他の部員で手分けして駅の忘れ物センターに電話をし、探してもらうようにしました。
それと同時にZには帰宅しながら駅で荷物の捜索依頼をしてもらうことにしました。

2時間後、荷物とともにスマホをなくしたはずのZから電話がかかってきました。
財布とスマホに関しては、家に忘れていたようです。
カバンに関しては、家にはなかったそうです。

その後、全チームの練習が終わり、私とZの荷物を捜索していた数名以外は部室からいなくなりました。
練習後何も食べていなかった私たちは場所を大学の食堂に移そうということになり、部室を出ようとしたときです。
他に誰もいないはずの部室でなぜか1つカバンが残っているのです。しかも見覚えのあるやつが、、

仲間の1人が言いました。
「あれZとちゃう?」

「そんなわけ、、(笑)」と思いながらもカバンを開けてみると、
Zがよく着ている彼の高校時代の練習着(汗で半分発酵したやつ)が出てきました。( ゚Д゚)
彼は前日の夜の練習終わりからカバンを部室に忘れて帰っていたのです。

その数日後、Zは銀行への就職が決まりました。
やらかしていないか心配な今日この頃です。